BLACK★STAR

□幸福論
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幸福論



誰もが恐れを為す船の一室。不似合いな蝋燭をとろとろと灯し待った。此の部屋の唯一の時間はが午前2時を示すといつも通りドアを3回ノックする音がした。そして開いた。「待たせたな。」低く上品な声。蝋燭の影でしか存在を確認出来ないが私は息を飲んだ。そして柄絨毯に素足を前後に滑らせながら彼のに抱擁をせがむと何も云わずにその筋肉質な腕が私を束縛した。妙に安心する。サムライの芳香が興奮を掻き立て吐息が自然と熱くなると彼は耳元を尼噛みしながら囁いた。「おい、ベッド行くぞ。久しぶりだしお前も溜まってんだろ?全部受け入れろよ」
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