ジャ○ーズ 気象グループ
□ハナビ
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「もしもし!?しょーちゃん!!はやくおいでやす〜!!」
受話器を耳に当てた途端に流れ込む陽気な声。
「相葉さん、酔ってる?」
「うん!!いぇ〜い♪」
「いや、いぇ〜いじゃなくて…」
「今リーダーにかわるね〜♪」
「は!?智くんもい…」
「ハロー。」
「ぅあ、智くん!?…てか、何人いんの?」
「しょーくん以外。」
「………。」
リーダーが言わんとしていることがわかって、櫻井はロビーをあとにし、局を足早に出てタクシーを拾った。
「…どこ?」
半ばあきれぎみにわらって聞くと、意外と近くの公園の名前が出た。海の見える昼間はひどく人気のあるスポットだが、なるほどこの時間なら、殆ど人気はないだろう。