ジャ○ーズ 気象グループ

□NUDE
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最近、仕事が非常にふえた。

10周年の活動のほかにも、ドラマやCM、雑誌にバラエティー…ここ最近まともに休むことも少ないくらいだ。

それぞれバラバラで収録なんてざらだから、持ち番組とコンサートの打ち合わせくらいしかメンバーとまともに話す時間がない。


「ん〜…」

ここ2、3日メンバーの誰とも会っていない。雑誌のとりがおわって帰宅した二宮は、クタクタな身体をひきずって、投げ出したかばんのなかから携帯をとりだした。

着信0、メールは一件。

メールがマネージャーからの連絡だと確認すると、力なく腕が下がる。


「はぁ…」

明日も早いし、眠らなくては。わかってるのに、何だか頭が冴えてきて、眠る気分にはなれなかった。


「まずっちゃったかな…」
思わずでた独り言は、冷たいフローリングに染み込んで行く。

『メンバーの中で、一番仲良しなのはだれですか??』

雑誌編集者の高い声が頭をかすめる。

『一番って…そりゃあみんなですよ、五人で嵐ですからね』

自分はいつも通り答えたと思うし、本気でそう思ってる。
でも、そのとき頭によぎったのは、四人全員の顔ではなかったのだ。

質問に答えた後も何だかもやもやしたものが消えなくて、そのまま今に至る。

「…なんかオレ、はずかしいなー…」

自嘲ぎみにベッドによじ登り、布団にもぐる。
ねて忘れよう!!明日はメンバーとの持ち番組の撮りがある。

そして二宮は夢の中に落ちていった。
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