零式小説

□赤く染まる貴方
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カト←マキ前提レム→マキ
花吐き病ネタ注意


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散らばる真っ赤な花弁に彩られる彼はまるでお伽噺のお姫様のような、寧ろ女神のようにとても幻想的で美しくて。

その病が発症し決して癒えること無くヒラヒラと散らばる花に、どれだけ憎らしさを込めたことか。感染し交わる花たちに、それでも私と彼の想いは交わることがない。

閉じ込めて、逃げ出す術を全て断ち切っても尚吐き出される花は、赤く彼を彩るだけ。決して、白銀の花弁が吐き出されるわけがない。

「‥レ‥ゥ、‥」
「マキナ‥。愛しているわ。」
「た‥すけ‥、ヵ‥ル、」


私は貴方を愛してるけれど、貴方は私じゃなくて、あの人に焦がれている。どれだけ長く一緒に居ても、私を見てくれないのはわかってる。

それでも、貴方が愛しい私は、赤く染まる貴方をずっと愛するわ。


誰にも渡したりなんかしないわ。


白銀にならない想いに、悲しみと憎しみを思いながら私は貴方を赤く彩っていく。


END



**後書き**
突然の花吐き病ネタ。
ガラケーな為、色々なとこでアクセス不可やサービス終了を喰らってしまったのでわかる範囲で書いてみた。

カト←マキ前提レム→マキと言う、レムヤンデレ。
にわか知識でおかしいとこばかりですが、書いてみたくなった。花吐き病について間違ってるかもしれませんが、そこはまあ、素人知識な為ご容赦くださいませ。

しかし碧夜はレムをいったいどうしたいのかわからないです。我が家レムはデフォでマキナ大好きを拗らせてる感が否めない。





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