その他小説
□真っ赤な顔の理由は?
1ページ/1ページ
久しぶりにブラックと出会ったNは、ポケモンバトルをした後にライモンシティの観覧車近くのベンチで会話を楽しんでいた。
「クシュン!」
「ブラック君風邪?」
会話の最中にブラックが度々クシャミをする。しかも顔がいつもより赤い。
「いや、そうじゃないよ。ただクシャミが‥クシュン!」
風邪かと思い聞いてみるが、否定をしてもその度にクシャミをする。
よくよく見ると普段から厚着をしているブラックだが今日に限ってマフラーと手袋を身に付けている。
「どれどれ?」
もしかしたら本当に風邪かと思い、Nは帽子を取り自分の額とブラックの額をくっ付けて検温をしてみた。
「煤H?!!」
僅かにボーッとしていたブラックだが、今まさにされていること、異様に近すぎるNの顔に更に顔を真っ赤にさせた。
「ちょっと熱いね。ポケモンセンターで休ませてもらおうか?」
検温を終えたNは何事もなかったように額を離し、帽子をかぶり直す。
「そ、そうだね‥、」
風邪による熱ではない熱を出しながらブラックはNに手を引かれてポケモンセンターに向かって行った。
*おまけ*
「おのれ〜、あの幾何学男〜!あれは僕の役目なのに!!でも顔真っ赤なブラック可愛い!!」
ライモンジムの物陰に隠れていたチェレンはギリリッと歯を噛み締めてその光景を憎々しく見ていた。
「チェレン、アナタキモいよ。」
同じく見ていたベルはNとブラックの様子を微笑ましく見ていたがチェレンの最後の台詞に若干引いた。
「Nぅ〜!ブラックに手を出したら許さないんだからぁ!!」
「ホワイト、いい加減諦めたら?」
壁をミシミシさせながら同じく見ていたブラックの双子の姉のホワイトにもツッコミするベル。
「「N様ガンバレ!」」
「(え〜?!)」
反対側にはNを応援するプラズマ団(男女)の二人を見つけ、ベルは内心吃驚した。
**後書き**
額くっつけるのも女神達の受け売りです。
チェレンは変態、ホワイトはブラコンで怪力馬鹿、ベルは普段のほほんで二人に対して突っ込み。プラズマ団はN様至上主義。