オリジナル小説
□投稿心霊生放送番組
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投稿心霊生放送番組
20XX年某日
『さぁ、視聴者さんから事前に応募していただいた心霊写真・動画紹介番組!いよいよラストです!』
『○○県●●市にお住まいの☆☆ ★★さんからのビデオ投稿です。』
<あ、そこ知ってる!>
<●●市ってコンビニとかも無いド田舎だよね>
<確かに山奥だから一週間に二回移動販売車が来るけど!郵便なんかも郵便局がないからその時にまとめて出したりまとめて受けとるけど!>
<でも映画や大河のロケ地で有名だよね!>
<そうそう!>
『へえ!そんなすごい所なんだね!』
『それでは、投稿された映像です!』
真っ黒なブラウン管テレビが写る
画面右下には199X年△月▲日夜11時50分過ぎの日付時刻を示している
十数秒後
突然真っ白い人の顔がブラウン管テレビの画面いっぱいに映る
その顔はまるで恐怖に満ち溢れている
数秒後
テレビ画面から消える
テレビに電源は入っていない
『‥こ、これは‥今まで以上にインパクトがありますね‥。』
『スタジオも、あまりの恐怖で言葉を失いましたね‥。』
『だってすごく怖いよ!』
『イタコ兼心霊研究家の□□さん。この動画を見て、どうですか?』
『ふむ、何かに恐怖する人の影が写り込んだのでしょう。この影からは何も感じません。』
『そうですか。』
『なお補足としまして、この動画を撮った☆☆さん一家は翌日深夜未明、火事に見舞われお亡くなりになったそうです。』
『そうだったんですか。ご冥福を祈ります。』
『では、投稿心霊生番組!これで御開き!』
『ありがとうございました!』
END
**後書き**
どうして投稿できたんだろうね。
199X年△月▲日午後11時50分過ぎ:撮影
↓
▲日の翌日深夜未明:火事
↓
深夜未明:午前0時〜午前3時位を指す
↓
一家全員死亡
↓
20XX年ビデオが投稿される
↓
ビデオは何処から?
投稿者は?