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□ハーモニー
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地獄を見たと思った。

怪我をしていて、自分と同じ早さでは来れないだろいリチェも置いて、全速力で扉の中に入った。
重苦しそうなその扉の向こうに広がるのは、赤、赤、赤…。
「ジョシュ、ア…」
血に塗れた、高級そうなソファや絨毯。
横たわるのは、友人であり恋人である、彼。
血の気の無い蒼白な顔、其れはまさに人形のようだった。
いったい、何があった…?
俺達が殺すべき人形、けれどどんなに人形みたいに横たわって動かなくたって、お前は人形じゃないだろ。
「は、はは…、また死体ごっこか?…おい……」
彼の頭の近くに座り込んだ。胸から溢れる血が止まらない。
…ほら、だから言ったじゃねえか。こら、遊ぶのは人形を殺した後にしようぜ?
「あっ…!」
リチェの悲鳴が遠くに聞こえた。
ほら、
「ジョー君」
お前にも聞こえただろ?
俺も、あいつも、心配してんだ。
…芝居はやめて、さっさと起きろよ。


今日も俺はバイオリンを弾く。
あいつが眠る部屋の下、だだっ広い中庭の一角で一人。
ひどく詰まらない単調なこの一節を何度も何度も繰り返す。
なぁ、ジョシュア。さっさと起きろ。いつまで遊んでんだよ。
こうやってお前が直した曲を弾いてやってんだぜ?起きて、合わせて唱ってくれよ。

…ジョシュア。


〜♪

……。

〜〜♪

ギターの音が、その窓辺から聞こえた。











マック君今日の日記、題名は「起きろジョシュア」(笑)
最後の方は原作うろ覚えの状態で書いたので間違ってるかもしれません。
ジョシュアって起きてギター弾いたんで良いんですよね?……ね!

にしても短い。
もうちょっと長いラブラブマキジョシュが書きたいな〜。

それでは、久しぶりの更新お粗末様でした!

明けましておめでとうございます&ハッピーバレンタイン!


明石


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