遊戯王
□真っ白な液体
1ページ/1ページ
「〜♪」
「何か甘い匂いがするぜ。」
「うん?あぁ、ケーキ作ろうかなぁ、なんて。」
「ケーキか!楽しみだぜ!」
「ふふっ。今生クリーム作ってるから。」
「さっきからシャカシャカ言ってたのはソレか。オレも手伝うぜ。」
「本当?ありがと、手動だと疲れるんだよね、生クリーム…。」
「任せろ!」
シャカシャカシャカ…
「わぁ、凄い!早いね〜!」
「そうか?あっ、」
「ひゃっ、」
「ご、ごめ…(顔に生クリームが…!)」
「ううん、気にしないで、今拭くから…。」
「いや、勿体無いぜ。」
「あっ、…もう、いきなり舐めないで…。…あ。」
「? どうした?」
「…顔、ついてるよ?あたしのついちゃったみたいだね。」
「ほ、本当か…?」
「(…何だか可愛いなぁ。)」
「お、本当だ。」
「何かその指で取って舐める仕草…、」
「なんだ?」
「や、可愛いなぁ…と思って。」
「!?」
「何だろう、可愛いっていうか、可愛いんだけど、いやらしい…?っていうか…。」
「…!?それ以上考えちゃいけないぜ!お前の方が断然可愛いぜ!!」
「えっ?わ、きゃっ、」
「それにお前の方が十分いやらしい顔してるぜ?」
「…っ、も、もぉっ。」
「(危なかった…。)」
真っ白な液体
(さっきの感じはなんだったのかなぁ)(だから考えちゃいけないぜ)
(危うく受けチックに見られる寸前だった王様←)
1/30執筆 双幻 乙