10/02の日記

03:32
太陽の下で・19
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一方•••


「ふぅ•••今日は至福の1日でござった」

「Yes•••あっと言う間だったが、面白かったな」

「はい!•••片倉殿に追いかけられるところから始まるとは、まさかでござったが」

「•••アレは俺も予想してなかった」

「あの顔はまさしく鬼神でしたな•••」

「あぁ•••ま、ガキの頃に畑を間違って踏み荒らした時よりはマシだったけどな」

「あ、あれより恐ろしいので!?」

「マジでヤベェぞ•••今思い出しても生きた心地がしねぇ」

「そ、それほどとは•••流石は片倉殿でござる•••!」

「•••••••••」

「•••政宗殿?」

「幸村•••浜辺での続き、してみるか?せっかく一緒の布団に入ってるしよ」

「続き•••?」

「忍に止められて最後までできなかっただろ?」

「!•••っ」

「顔、真っ赤だぜ」

「し、仕方なかろう•••!あのようなことは、初めてで恥ずかしく•••ど、どうすれば良いのか•••ッ」

「どうするも何も、アンタがしたいようにすれば良い」

「そのように申されても•••某は政宗殿が望まれるようなことは、できませぬぞ•••?」

「A-•••馬鹿だな、アンタ」

「ば、ばかとは何でござるか!?某は真剣に•••ッ」

「アンタが傍に居るだけで幸せなんだよ、こっちは」

「っ•••」

「だからそう気負うな•••アンタのしたいようにすれば良い」

「•••なれど、初めて故に某の未熟さが政宗殿を•••幻滅させてしまうかも知れ•••ッ?」

「stop」

「•••••••••」

「下手なのを気にしてるならこれから上手くなれば良い•••大事なのは、想いだ」

「•••!」

さら•••さら•••

「何とも思ってねぇヤツにこんなことされるのは、嫌だろ?」

「•••はい、髪はおろか触れられることすら」

「なら最初のquestionだ•••俺にこうされてどう思う?」

「とても•••心地良いと思いまする」

「OK、じゃあ次•••アンタは俺にどうしたい?」

「•••より近くに居て、触れたい」

「okey、これが最後だ幸村•••ここまで自分の気持ちを確認しても、続きをするのは不安か?」

「•••はい」

「HAHA、正直なヤツだな」

「•••••••••」

「正直なアンタには、俺も正直に答えてやらねぇとな」

「•••?」

「俺も、アンタと同じ気持ちだ•••幸村」

「え•••?」

「アンタに触れたくて仕方ねぇ、もっとはっきり言えばkissも•••それ以上のことだってしたい」

「•••っ」

「けどな、幸村•••こう見えて俺だって不安になることもあるんだぜ?」

「政宗殿が•••?」

「例えば•••hun、そうだな•••俺が忍と闘ってアンタにスルーされた時とか」

「ゔッ•••あ、あれは•••その•••?」

「•••アンタに触れたいっていう自分の欲を満たしたかっただけで、大事にしているはずのアンタを蔑ろにした」

「それ、は•••」

「ふとした瞬間に思うんだよ、アンタが嫌がることを知らねぇ間にしちまってるんじゃねぇかって」

「•••••••••」

「だから本当は、俺にこうやって触られるのは嫌じゃないのか•••って考えることもある」

「嫌などと思っておりませぬ!」

「Thank you•••でも、やっぱ何かの拍子に考えちまうんだよな•••アンタが思ってるように」

「あ•••」

「なぁ、幸村•••自分がすることを相手に喜んでもらえるかどうか、手探りなのは俺も一緒だ」

「政宗、殿•••」

「スキルなんて後からついてくる•••互いに同じ想いがあれば、不安でもその想いを通じ合わせる方が良い」

「おお•••!」

「やってもやらないでも結果が同じなら•••やった方が得るものも多い、だろ?」

「•••そう、ですな!」

「というわけで•••Let's try!」

「うわぁッ!?」

ムギュッ!

「oh•••やっぱアンタの抱き心地は最高だぜ•••」

「ま、政宗どのっ•••く、くるしいでござる•••ッ」

「really?その割には嬉しそうだな?」

「ま、政宗殿故•••//」

「嬉しいねぇ•••そんなアンタにはこうだ」

「んぅ•••っ」

「〜♪」

「ッ•••ぷはぁっ•••//」

「cute•••もっとアンタに喜んでもらえることを色々試さねぇとな、今夜は」

「そ、某とて負けませぬ•••!」

「good•••その粋だぜ、幸村」

「•••あ」

「un?どうした?」

「眼帯の形に日焼けしておりますぞ政宗殿」

「•••マジかよ」

「ほんの少し、でござるが」

「shit•••まぁ良い、どうせ見せるのはアンタだけだしな」

「おお!なれば•••」

ちゅっ

「!!」

「見せていただける間に触れさせていただかねば!」

(にこっ、じゃねぇぇえッ!!さっきkiss以上のことしてぇって言ったばかりなのに煽りやがって•••!!)

「•••ま、政宗どの?嫌でござ•••」

「嫌じゃねぇ、むしろcome on!!」

「ほっ•••それは良かった」

「•••幸村」

「はい?」

「アンタ、自分が思っている以上にスキル持ってるぜ•••」

「•••というと?」

「俺のことをよくわかっている、喜ばせ上手ってことだ•••ますます好きになっちまう」

「ッ•••//」

「•••俺もアンタをもっと惚れさせてやるぜ!」

「そ、その言葉•••そっくりそのまま貴殿にお返ししまするッ!!」

「HA!上等•••期待してるぜ、幸村」

「お、応でござるッ!」

(天然の破壊力はヤベェな•••一気に理性が飛んじまいそうになるぜ•••)

(やった•••政宗殿に喜んでいただけた•••!触れて喜ばれることが、こんなに嬉しいとは•••政宗殿のためにも某のためにも、もっとご奉仕せねば•••!!)


〜太陽の下で〜
蒼紅編END




瀬戸内編へ続く•••

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