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□『1日』
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『1日』


…朝、目が覚めたら久保ちゃんが隣に居て。

そーいえば最近あんま久保ちゃんより先に起きることなかったな。…それ以前に久保ちゃんより早く起きることなんて滅多にねぇし。





そんな俺が久保ちゃんより早く起きちまったのは右手の所為だ。なんかこの頃…結構いてぇ…って。…しかも内臓もキリキリする……結構苦しい…。



…俺は久保ちゃんを起こさないようにして寝室から出てった。


そして俺はリビングのソファに在る毛布を頭から被った。

…むちゃくちゃ痛い…
なんだろ…身体中が痛くて…。
呼吸すんのさえ辛い…。
小さく息を吐くと心臓がキリってなった。…ヤバ…呼吸出来ね…


そう思っていたら慌てた様子の久保ちゃんがリビングに入ってきた。




「時任?」

「………っ…」


俺は苦しすぎて返事が出来なかった。…久保ちゃんが険しい顔して俺を見る。だけど俺は何も出来ない…。


「どうしたの?どこか痛いの?」

…もうダメだ…。
苦しくて…

「ゴホ…ゴホッ…」

「時任?!」


久保ちゃんがぼやけていく…

そして力無く伸ばした俺の腕は久保ちゃんのシャツを掴んで…


……俺は意識を失った。
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