毛日記。
□ただなんとなく。
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そう、それはふと思ったこと…
「あのさ、荻」
「?どうした」
「荻って俺の事怖いとか思ったことねぇの?」
「?」
「いや、初めて俺に会った時とか、さ…」
「?どうして怖いと思う必要がある」
「だって!…俺、フツーの人間じゃない…し…」
ーくしゃ。
ー…ぎゅ。
「おぎ…?」
「強いて言うなら俺が抱いたのは恐怖ではなく怒りだな」
「え…?」
「お前を道具のようにしか扱わない警察、そしてお前を突き放したかつてのパートナーたちに」
「おぎ…」
「だから俺は一度たりとも洋を怖いと思ったことはない、むしろ好きで好きでたまならいくらいだ」
「ちょ…おぎ…///」
…そうだよな
荻はいままでのパートナーとは違った。
俺が体調を崩してしまった時にもいきなり謝ってきた。
疲れてるのに、そんな事にも気づかずに次々と事件を持ってきてすまない、と。
そんな荻だから俺は好きになったんだ。
「おぎ」
「なんだ?」
「ありがとなっ///」
荻はこれからも俺のパートナー、相棒。
これからもよろしく、相棒。
END