「ベラルーシさん、貴女を愛しています」 「私は貴方が大嫌い」 何だってこの男は私に付き纏うのかと思えば、愛してる?それは厭味? 私は兄さんさえ手に入ればそれで良いの。それが良いのに出来ないの。なのにこの男は、何の努力もせずに兄さんの視線を手に入れて。今度はそれを、私に対する嫌がらせの道具にしようというの? ああ、なんて愚か者。 ああ、なんて恐れ多き事。 「そう…ですよね…」 そんな落ち込んだ顔を見せても、悲しそうに笑っても、私は貴方に同情なんてしないわ。貴方がこの世で1番嫌いだもの。 「わかってもらえたみたいで嬉しいわ」 これ以上何を求めるつもり? |