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「日本、フランス君が遊びに来ましたよ」


一体、何だと言うんだ!!


「お帰り頂くようお願い致します」


「またそうやって…そうしている間にも世界は動いているのですよ」


だから何だと言うんだ!!世界なんて知った事ではない!!自分の文化を保守して何が悪い!!

開国開国と言うけれど、開国すれば異文化に困惑するのはあなた達ではないですか!!


「…お帰り頂いて下さい」


私は、間違っていない筈だ。



上司の立ち去る足音が、妙に大きく響いた。







「やあ日本!!元気かい!?」


「…………」


「今日こそは俺とOpening the country to the worldして貰うんだぞ☆」


「………、」


不法侵入者が現れた!!
  戦う
 →通報する
  逃げる      ▼


「もしもし、警察のか「Ohhhhh noooッ!!ポリスは嫌なんだぞ!!大体不法侵入なんかじゃない!!ちょび髭のおじさんが入れてくれたんだぞ!!」


ちょび髭…?





あんの自己中上司いぃいいい!!


「にっ…日本、顔が怖いんだぞ!!」







「それで条約についてなんだが、俺なりに考えてみ「お引き取り下さい」


「え?」


「大変申し訳ありませんが、私は開国する気など更々ありません。どうぞお引き取り下さい」


「な…面白い冗談だな☆」


「…………」


そんな風に笑うのは辛いでしょう。そんな風に顔を歪めるのは苦しいでしょう。そこまでして、貴方が得たいものは何ですか?

貴方のせいで私は、国民は、真っ二つ。貴方のせいで、もう何も見えないのです。

何故私に関わろうとするのですか?私がいつ、貴方に構って欲しいと言いましたか?


「もう…放っておいて下さい」


私は独りで良いのです。



「にほ…」



彼が私の名を呼んでしまう前に、障子戸を閉めた。







「日本…」





もう少し欲張ってもバチは当たらないよ



そう言ってあげたかった。




 

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