詩
□何時か…
1ページ/1ページ
朝。
目を開ければ何時もの僕で、また何時もの日常が始まる。
そう望んでいたのも僕で、今が幸せだから新しい刺激なんて必要ない。
なのに少しずつ崩れていく。
夜。
目を開ければ何時もの雨で、また何時もの感情が生まれる。
僕はそんなの望んでなくて、過去が幸せだから新しい刺激なんて必要ない。
なのに少しずつ離れてく。
ねぇ、気付いてよ。
君が望んでるものをあげれないかもしれないけれど。
君がいらないものをあげちゃうかもしれないけれど。
それでも僕は君のことを気にしているんだ。
ねぇ、分かってよ。
君が求めてる時に目をそらしてしまうかもしれないけれど。
君が泣いてる時に傍に居てやれないかもしれないけれど。
それでも僕は君を大切に思っているんだ。
雨が頬を流れていく。
馬鹿だなぁって呟いた。
気付かなくていいよ。
分からなくていいよ。
ただ時々後ろを振り返ってくれればそれでいい。
雨は何時やむか分からないけど、月がでてるから大丈夫。