祈り
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ある夏の夜に 君は来た




もう変わってしまったこの場所に



歌を歌いに来てくれた






それは恋の歌でもあり



この世の悲しみの歌でもあった







お帰りなさい



僕は言う






もう来ないだろうと思ったこの場所に



幸せを届けに来てくれた







それはとても儚いけれど




僕の幸せには十分だった








切なく美しい旋律の子守歌




夜空に響きわたるその調べは



まるで僕の心の様







時が過ぎても君を忘れない様に



この歌を脳裏に焼き付けておこう







そして




君のために祈ろう







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