゚+Boys

□君に捕われて
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ねぇ、手塚?
僕は君に持ってはいけない感情を持ってしまった。

こんな僕を、どうか、許してはくれないだろうか。









「手塚っ!!」


いつもの様に後ろから抱き着き思い切り自分の体重を掛ける。


「…ぉわ…っ!!」


するといつも姿勢の良いその身体は前へと倒れその表情までも崩す。


「愛してるよ、手塚」


いつもの様におちゃらけて歯の浮くような台詞を並べる。


「お前…不二か」


行動で分かっていたとは思うが、首をくるりと回転させて確認してからはぁと溜息をつく。


「勿論。手塚にこんなことするのは僕しかいないよ」


じゃれあうのが楽しくてついつい頬を緩ませてしまう。


「…だろうな」


君の言葉は読めない。

本気で嫌なのかな?
それとも、じゃれあいに付き合ってくれてるっていう事なのかい?


ねぇ手塚。
僕は君が大好きだ。

そんな言葉では到底言い表せられぬほどに。



…でもね。きっとどんなに僕が君を好きだとしてもこの想いは伝えないと思う。
否、伝えれない。

だってもしも君が僕を拒絶してしまったらなんて考えたくないもの。

そうなるくらいだったら死んだ方がいくらマシか。


僕は臆病だもの。
怖いんだよ。




ねぇ、手塚。
愛しい愛しい手塚。


この距離は辛いんだ。

でも、これ以上離れてしまったら僕は確実に狂ってしまう。


どうしたら良いんだい?




どうか、早く助けて…






「ねぇ…手塚、手塚手塚手塚…っ!」

「愛してる」

「愛してる?」

「世界一」

「どのくらい?」


「お前が1番、知ってるんじゃないか」

「…でも、不安。聞いてないと、不安なんだ」

「愛してる」

「もっと」

「誰よりも、深く深く」

「手塚…っ」

「きっと、誰にも負けない。」

「好きだよ」

「お前は俺だけの物だ…!」




いつまでも満ちる事はない、この貪欲な心。



もう、僕は君を離さないよ。
嫌がったって逃がしてなんてあげない。






君の心は僕のもの。





END…?


* * * * * * * *


よ…よく流れが分からない…!!(汗)

とにかく私は片思い中の二人から恋人になった時の二人を書いて不二の手塚への執着心を書きたかった…はず!←





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