詩集

□唄【完】
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Country

沢山の寝息が潜む夜の街で
ただ一人耳を澄ましてる
こぼれる音を拾う夜
時に足音が聞こえる夜もある

誰かに気付いて欲しい


日差しが笑顔照らすこの街で
ただ一人朝を迎えられない
何故いつも暗い方へ歩いてくのか
影真似で済む世界もいつか苦痛に変わる

NOW on sail
ねぇ 何故
助けてって
あの時泣いておけば良かったのに
黙って悪者になるくらいなら
イヤなもの全部拒絶すればよかったのに


君と僕とが入れ替われば
互いに得かもしれない
それと似たようなものかもね
生まれた場所で人生が決まるなんて
そんなものかもね


未成年のうちに殺しておけば
少年Aで済んだんでしょう
納得出来ないものなんて
早めに壊しておけばよかったでしょう

俯くこと 悲しきこと
失うこと 儚きこと
見失った足下を救えるのは
誰でもない自分自身です

僕が風上に立てば形勢逆転
それもそうでしょう
似たようなものかも
レール違いで到着点は別物なんだね
単純で悲しきことって
全てそんなものかもね


NOW on sail
ねぇ 何故
助けてって
あの時泣いておけば良かったのに
黙って悪者になるくらいなら
イヤなもの全部拒絶すればよかったのに
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