大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!

□第6話
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深い闇があった。







闇の中、ひどく長い廊下をその少女は歩いていた。





雪は彼女のまわりにとどめなくふりつづき、廊下はいつ果てるともなく続いているように思われた。






不意に、少女を押し包む闇の奥で一対の障子が左右にさっと開いた。





その向こうに見えたのは、いくつもの大きな鏡に囲まれて座る父の姿だった。
















第六話
「風雲姫と雪絵」
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