短編小説

□羞恥心
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「なあゴールドにルビー」

「どうしたんっスかレッド先輩?」

「どうしましたか?」

「いやあこの前カラオケで羞恥心の羞恥心を歌っただろう」

「歌いましたね」

「あれからはまっちゃってさ」

「はまっちゃって?」

「他の奴には内緒だけどCD買ってさ」

「羞恥心のですか?」

「そう。それでDVDもついてたからさ」

「ついてたから?」

「踊りの振り付けを覚えようとしているんだ」

「マジっスか?」

「うん」

「そこまでするとは思いませんでした」

「いやだってあの後イエローが帰りに羞恥心を歌っていた時とてもかっこよかったって言ってくれたし」

「俺もクリスからそう言われました」

「僕もサファイアからそう言われました」

「そうなんだ」

「はいそうなんっスよ」

「はい」

「よしじゃあまた歌うか!」

「そうしましょう」

「え〜とあの時歌ったパートでいいよな」

「はい。僕が野久保直樹さんで」

「俺が上地雄輔の所っス」

「俺はつるの剛士の所か」


「練習するんですか?」

「おう。今から俺の家でな」

「ではいきましょう」

と言ってまたカラオケで歌うためにレッド、ゴールド、ルビーは
練習したとさ。
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