空への思い

□ガイア、撃墜
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去っていく、風の女王、メイヴ・雪風。




特殊戦の箱入娘、スーパーシルフ・白嵐も後を追う。




空へと羽ばたいた2人の妖精を見送る気分は”悲しさ”、という言葉で表せるだろう。




だけど、自由に羽ばたいている妖精を見ると自分も飛んでいる気分になる。




右手に圧感式操縦桿・ステッキ。




左手にスロットル・レバー。




足元のペダルはラダー。




あぁ、今度はいつ出撃だろうか?





零は上でその日も見ていてくれているのだろうか。





零の任務のためだけに自分は戦うのだ。





零の任務・・・・他人を見殺しにしてでも必ず帰島せよ・・・。




なら、零を守るためならどんな事だってする。




バンシーに突っ込んだり、ジャムに体当たりだってしてやる。





ほかに、自分の存在理由など無いのだ。




ただ、零を守るうちに強くなっていっただけなのだ。




だけど、なぜか、ジャムには負けたくないと思うようになったのだ。




そうだ、雪風だって危険を伴ってまで自己転送したのは、ただ、ジャムに負けたくなかっただけなのだ。




と、いうことは、ガイアだって、おそらく・・・・。




そう考えるうちに空を見上げぼぉっと見るようになっていった・・・・。
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