おれんじ
□第5弾
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本日もウルキオラの部屋でのんびりと過ごしていく一護。
ベッドの上で横になりながら本を読んでいる。
もちろんウルキオラの部屋に置いてある本は読めないため、簡単な本だ。
一護に溺愛な藍染が絵本を用意したが、1日にして飽き、既に手に取ろうとしていない。
今読んでいるのは辞書のようなものだ。
ついこの前誰の部屋で寝るかなど話をしていたが
彼にとって話に不参加でありながらウルキオラの元で寝るという安全な場所を確保できた。
「うるきおらぁ。……遊んできてもいいか??」
本を読むのが疲れたのか、そんなことを言い出した。
「……(反則ですよ、その笑顔は…)」
平常心を装いながらもウルキオラはかなりこらえていた。
足をバタバタとさせながらウルキオラを見る一護は首を斜め45度に傾けている。
あの藍染ならば一発KOどころか襲いかねない。
「はい。お気を付けて。」
開いていた本を閉じ、ドアを開ける。
開いた扉を一護が通り、ウルキオラに手を振ってから歩きはじめた。
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