おれんじ

□第3弾
1ページ/8ページ





久しぶりに来た現世はとても空が青かった。









[手を繋いで]









廊下を一人トコトコと歩いている市丸が連れてきた元・死神

名を日番谷 冬獅郎

ツンツンと立っていた髪は下ろされ、幼さを感じさせてくれる。








「ふーゆーvV」








何とも言いようがない明るい声が日番谷の耳に届いた。

振り向いてみれば花を散らせている市丸の姿があった。

日番谷は足を止め、彼の方へ向いた。







「現世いこっ」


「・・・は?」









何の脈絡もなく・・・しかも拒否権はないらしい。

市丸は日番谷の背を押し、準備を急がせた。

日番谷は何が何なのか分からず、頭に?を浮かべつつ仕方なしに準備を進める。

義該に入れば肩が凝って仕方がないのか、いつもより眉が寄っている。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ