TOLその後…

□6 騎士の休日
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(…ここは…??)

目が覚めるとそこは自分の部屋じゃない。
窓から明るい光が差し込み、心地良い風が真っ白いカーテンを優しくふくらませる。











―さかのぼること









およそ9時間











『騎士の休日』






クロロはひとり、宿の地下にある酒場で飲んでいた。ピアノのスローテンポな曲が賑やかな雰囲気を落ち着かせる。


「退屈だ…」


つい、ぼやいてしまった。思えば彼は遺跡船に来てからは夜になるといつもここで1人で飲んでいる。
普段から戦場で暴れ回っていた彼にとっては少々刺激が足りないようで…

「なんか面白い事ねえかな…」

クロロはグラスの酒を飲み干す。
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