TOLその後…
□１ 平和な日々
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世界を恐怖におとしいれたあの事件から半年が過ぎ─
ウェルテスの町には平和な日々が続いていた。
暖かな陽気が今日も降りそそぐ…
そんな町の憩いの場、噴水公園のベンチに３人の少女が腰掛けていた。
｢はぁ〜、今日もぽかぽかして気持ちがいいですな〜｣
｢ノーマ、そんなに足を広げると誰かに見られるぞ｣
足をおっぴろげ、背もたれにもたれ掛かっているノーマにクロエがたしなめる。
ノーマは｢おっとあぶねえ｣と言いながら座り直し口を開いた。
｢ねえねえ!!こんなに天気いいんだしさ!みんなでどっか行こうよ〜｣
｢あ、行きたい!そういえば最近みんなでどこかへ出かけるっていうの、なかったよね。｣
ノーマがそう言うと、シャーリィも嬉しそうに賛成した。
｢これからみんなに声をかけてみようか。…ところでどこに行くんだ？｣
｢そんなんみんな集まってから決めりゃいいじゃん♪
クーはセネセネとウィルっちたち、呼んできてね!あたしとリッちゃんで残りを集めてくるからさ!行こ、リッちゃん!｣
そう言ってノーマとシャーリィの２人はまた後でここで、と言い仲間たちを呼びに行った。
｢さて、と。まずレイナードの所に行くか。｣
そう言うとクロエは小走りで公園を後にした。