1stSS

□Lonely Feel
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シンと静まりかえった真っ暗な部屋に

「ゴホ、コホ……会いたい…先生…先生

暗闇にただひたすら手を伸ばす…

そこにいるはずもない人物を呼んで…




『Lonely Feel』


冬休みに入る前、廊下を通る際、偶然彼女、東雲 澪と藤井 奈津実が楽しそうに話す声が聞こえてきた

「え〜〜!!いいなぁみぃ、冬休みは一人なんだぁ」

「よくないよ〜、せっかく田舎に帰ってのんびり出来ると思ってたのに…受験生だし…何よりバイト入れられちゃって、私だけ置いてけぼりだよ〜?」

にゃははと苦笑する澪に向かって、奈津実は

「まぁ、人居ないんなら、自宅デートも出来るわけだしいいじゃんv」

っと明るく言い放った

「えー、じゃあ、姫条くんでも誘ってみようかなぁ〜?」

意地の悪い笑いを浮かべる

「あ〜、ダメダメ…みぃ〜、それだけは勘弁〜」

急に焦りだす奈津実を見て

「冗談だよ」

っと笑った

「まぁ、一流大学って高望みしてるし…一人で寂しくお勉強かな?」

と再び苦笑していた


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