■小説■

□涙の後で
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****後日談****





春の陽気がとても穏やかで。
サクラは日差しがたっぷり差し込む喫茶店の窓側の席で、人を待っていた。

時計に目をやると、そろそろ約束の時間。

彼の事だから、遅刻なんて、まずないだろう。



「サクラちゃん!」

店に入ると真っ先に自分を見つけて駆け寄る待ち人にサクラは微笑み掛けた。

只今、約束の時間の五分前。


「ごめんな!待っただろ?」
そう言うと、ナルトはサクラの正面に座り、自分の分の飲み物を頼んだ。


「大丈夫よ。相変わらず正確。」

笑うサクラに、

「あったりまえだってばよ!
何たってサクラちゃんからのお誘いだからな!」

ナルトも笑った。
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