奇家

□夏目田家のはちゃめちゃ生活D
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俺の家族は、はっきり言わせてもらうと、「最高」だ。
俺が働いている学校でも、はっきりとノロケることが出来る位に「最高」だと俺は思っている。

俺の最愛の妻が残した、“沢山の宝物”をいつまでも大切にしたい。

一番下の息子が、所謂不良になった時にはどうしようと思ったが、上から二番目の息子の言い分に妙に納得させられて、今もそのままになっている。

一番上の息子はどうにも妹離れが出来てないようだが、仕事をする意欲はあるらしいから心配いらないだろう。

唯一の娘は、最近面影が妻に似てきている。もし、娘が妻のような女らしい服装をしていたら見間違えそうだ。
俺がそう思っていると知ってか知らずか、一番上の息子はやけに娘に男装をさせたがる。

息子は妻のことを覚えていて、わざとそうしているのかもしれない。


妻は、俺にはもったいないくらい、美人で、女らしくて、気立てが良くて、優しい人だった。
今は落ち着いたが、昔は俺も色々と無茶をやってのけていた。
散々心配をかけたことと思う。
それでもなお、俺と一緒に居てくれた妻を俺は今でも心から愛している。



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