短編
□黒猫とワタシ。
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♪――……
着信音を告げる携帯。
テーブルの上で鳴り続けるソレを眺めながら私はコップに入った水を口に含んだ。
…どうしようか。
何度も鳴っては切れ、鳴っては切れを繰り返す携帯。
どんなに鳴っても私がとるわけにはいかない。
*
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