02/05の日記

22:54
ミライ
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『元気でな…』



パチリと目を開ければ目の前には白い天井が広がっていた。





「…どうした?」

「……別に…」

ぼんやりとする意識の中、修行で気を失ってしまっていたことを察した。
気絶するような修行をするなと言ってやりたい。
……否、そんなことよりも。


「野良?」


やはりあれは夢だったのだろうか。





溶岩が噴き出す、地球の最期。
他の人間たちは他の惑星に移ったのだろう、誰もいなくなった星に貴女は一人いて。


『オレは地球と運命を共にする』


そう、テレパシーで悟飯に告げた後に貴女は溶岩に溶けていく。
今思い出してもゾッとするような夢。





「野良?」

「あ、ハハ…大丈夫です。変な夢を見ただけだから」

「なんだそれは」

少し苦笑気味に笑って見せれば師匠は困ったように笑ってくれた。



きっとアレはただの夢なのだ。
そうでなければ戦士たちが守る地球があんな風になってしまうはずがない。
……でも、もし…





「……ピッコロさん」





ひとりぼっちになんて、させない。





-fin-
そんなアクムなんかぶちこわしてやる

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