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□食欲に似た・・・
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嫌がるあなたを押さえつけて、
この世で一番大切で、最愛の筈のあなたを汚す。
でも、まだ足りないんだ…
「ピッコロさん…」
「…ん?」
情事後、今にも眠りに入ってしまいそうなピッコロさんを揺り起こす。
相当泣かせてしまったのか、目は赤く泣き腫らし、声までも甘く掠れている。
「大丈夫?ピッコロさん」
「…あぁ…」
疲労したピッコロさんは曖昧な返事しか返さなくて、つまらない。
…まぁ、疲れさせたのは僕だけど。
「ピッコロさん、疲れたの?」
「…当たり前だろう?これで疲れていないなら、俺は異常者だ」
「…そうですね」
乱れたシーツとピッコロさんの言葉に苦笑した。