F.A. dreamT
□私は貴方と離れたくないの。
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「もう行くの…?」
「あぁ、ゴメンな。」
「今日は、」
いつ帰れるの?と言おうとした。
ソレを遮られた。
「…行ってくる」
私が混乱している間に彼はいつも行ってしまう。
仕事とは、分かってる。
でも、"待って" "行かないで" と言いたくて。
それは叶わなくて。
いつもキスで誤魔化される。
「ジャン…」
私は、またいつものように、彼の煙草と残り香を抱き締めることしか出来なかった。
私は貴方と離れたくないの。ねぇ気付いて??
[Ricu] made the title.