BLEACH・長編 ブック
□序章.プロローグ
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蒼穹の空を飾る太陽は曇り、
藍色の空を照らす月は翳る
水面に浮かぶ2つの光
されど光は欠け、
降り注ぐ影は大きく闇が広がる
Color.0 : 序章 −Prologue−
「最近は、随分と千客万来だな」
「ようこそ、この世界へ。<世界の光>サン」
「理解したくもない!」
「目の前で、お母さんが殺されてた……!」
「オレは――オレは何も殺さねェんだ!」
「明日はおふくろが死んだ日なんだ」
「石田 雨竜、滅却師(クインシー)」
「力が、欲しいか――?」
「滅却師全滅を提案したのは尸魂界(ソウル・ソサエティ)だが、その最終決断を下したのは――」
「せめて安らかに、お眠りなさい……」
「大虚(メノス・グランデ)を通常の輪廻に戻した者だ」
「彼女を力ずくで説得したら、レッスンは終わりッス」
「仲間だから助けに行くのさ」
「俺の兄貴は死神に殺された!」
「女ン中で、俺を倒した奴はアンタで2人目だからな」
「殺そうが殺されようが、所詮は暇潰しだろうが」
「相変わらず、趣味が悪ィな、てめェは」
「貴様の牙――確かに私に、届いていたぞ」
「助けに来たぜ、ルキア」
「気づいてるやろ。お前が近くにいるだけで、あの子の寿命は縮む」
「嫌なら代われ! 俺があの女の命を糧に生き延びてやるからよォ!」
「……約束守れなくてごめん……」
「彼女は私の大切な――……」
「お前は天には立てない! 王にもなれない!」
「せめて今回は護らせてくれ」
「初めてな、やちるの奴が泣いたんだよ」
「随分と苦戦を
強いられているようだな」
「心とはなんだ?」
「
見るな、織姫! 雨竜!」
「俺ガ 護ル……!」「心が何なのかを教えるまでは死なせない……!」
「何よりアイツはあんたの生を望んだ。だから、死なれちゃ困るんだ」
恐れないで
内なる闇に飲まれようと、
キミの隣に必ず光はあるから――
忘れないで
その光は希望の兆しとなるよ――
もう 大丈夫
BLEACH