□白と黒
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何度も奥に吐き出された白濁が、動く度にグチグチと泡だって溢れ出す。

「あああーーっ!!!やっあ!やめっソコ…やだぁあ!!!」

全てを知られた体の、イイトコロを何度も切っ先で抉られて目の前がチカチカと瞬く。
男の手の中で、ビクビクと震える自身が限界を訴えた。

「ひっぐ…あああああぁあっ!!!!」

また意識が飛びそうになって、その瞬間走った激しい痛みに瞳を見開いた。
ありえない所からの痛みにはらはらと涙が溢れる。

「今度は飛ばないようにしようね」

優しい声色で、痛みの発しているそこをやわやわと撫でられて。

そこを見た瞬間血の気が引いた。
自身の先端から生え出る棒みたいな物。


「な…にっ…」

声が喉に張り付いて、上手く言葉に出来ない。



「これ?


―――綿棒。イったらまた飛んじゃうでしょ?」



まるで名案とばかりににんまりと笑顔を浮かべて、刺さったその棒をグリッと中へ押し込む。
その痛みに声にならない声を上げた。



「まだまだ、寝かさないからね?」


くしゃりと、額に掛かった髪をかき上げられて。

痛みに引きつる口元に優しく口付けを落とす。








目の前が暗闇に覆われる。







見えるのは、黒い黒い世界。


黒い世界に一つの白。






何よりも黒い銀色。








真っ暗な中に見えるのは―――?









END



ただのエロ。
狂愛ってやっぱり銀さんだよね!!と思って。
土方は結局優しいと思うのです。

20080419
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