小説
□標的1:出会い
2ページ/3ページ
ただいま、2限目です。
1限目の続きで部品の組み立てを
やっているのですがピンチです!
先程まですらすら進んでいたはずなんですが
わからなくなってしまいました・・・!
すごいなぁ、みんなわかるんだ・・・。
私どこで間違えちゃったのでしょうか。
あぁ・・・恥ずかしがり屋さんなせいで
先生にもきけない・・・!
すると、手が止まっている私に
声を掛けてくれた男の子がいました。
「ねぇ、それ、わかんないの?
ウチがやってやるよ」
そう言って、作りかけの部品を私の手から取った。
「え?あ、ありがとう・・・」
びっくりしちゃった。
というか、すごーい!
金髪の外人さんだ・・・!
日本語うまいすぎる・・・!
すらすら話すから、
日本で育ったのかもしれないね。