君のためなら…
□気持ち
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その日の月奈は頭が翔のことでいっぱいで仕事がなかなか進まなかった。
そして帰り。
下に行くといつものように和也がいた。
和也「お疲れ様^^」
「うん。ありがとう」
和也「じゃ、行きますか」
元気ないな。
朝の迎えが翔くんだったからか。
二人は車に乗った。
いつも通り。
でも何かが違う。
「和くん」
和也「ん?」
「どこに向かってるの?」
いつも曲がるはずの道を真っすぐ行く和也。
和也「内緒^^」
「え……ご飯の準備しなきゃ………」
和也「今日は食べに行こう!」
「食べに?」
和くん……
気使わせちゃったかな?
「ごめんね」
和也「へ?!俺謝られることされたっけ?」
笑いながらとぼける和也。
「………。」
和くん
ありがとう
.